カメラ生活楽しんでいますか?
カメラにはレンズ沼や三脚沼などいろいろな沼が存在しますよね。
せっかく沼にハマるなら“楽しく”, “無駄なく”, “全ての沼に” ハマっていきましょう!
今回はリグのご紹介です。
結論から言いますと、私がリグ沼にハマりにハマった末に辿り着いたリグはこちらになります。
リグとは?
リグとは?
カメラリグとは主に映画制作/ビデオ制作などで、使用される機材やアクセサリー類をカメラ本体に装着してカスタマイズしたものです。
主に動画撮影の現場で活用されるアクセサリーとなります。
これらのアクセサリーは、カメラや撮影機材を保護し、操作を容易にするために使用されます。
またリグは、各アクセサリーを接続できるケージをベースに、ハンドル、アーム、クランプ、フォローフォーカスなどのパーツで構成されています。
リグを組むメリット
安定性の向上
カメラにアクセサリーを色々取り付けるので重くなります。
重くなることで小さい細かな手ブレが抑えられるので手ぶれ補正がないカメラでも安定して撮影可能です。
操作性の向上
大容量バッテリーを搭載して電池残量を気にせずに済んだり、フォローフォーカスで手ブレせずフォーカスを合わせたり、撮影時のストレス軽減に寄与できます。
撮影時に撮影以外のことを考えずに済むって意外と重要ですよね。
見栄えの向上
昨今、小型軽量で高性能なミラーレスカメラが出回ってきました。
その小型軽量になったカメラで動画の案件を受ける方も増えてきたかと思います。
もちろん最も大切なことは、納品する映像がクライアントのニーズを満たすものであることです。
一方でクライアント同席の案件の場合、カメラマンとして見た目の「プロ感」の演出が重要になります。
良くも悪くもミラーレスの高性能カメラが市場に出回ったことによって、クライアント自身もいいカメラを持っている可能性があります。
クライアントのカメラよりも「プロ感」あふれるカメラで撮影してあげることは、信頼にもつながるので大切なポイントです!
リグを組むデメリット
とにかく重い
安定性を増すための背反ですが、とにかく重いです。
私のリグ構成では合計3.65kgになっているので長時間の撮影では疲労が溜まります。
必要最小限のリグを組んでいきましょう。
ジンバルとの載せ替えに時間がかかる
リグを組むのに1回あたり5分は要します。
パッと撮影シーンを変えたいときや、レンズを変えたいときに機動力が落ちることは覚悟する必要があります。
レンズ交換をできるだけ少なくするため、リグを組むときは24-105mmの汎用標準ズームレンズを使用するように心がけてます。
機材が高価
カメラリグって部品としては小さめな部品があるのですが、
意外と高価で、リグなら5000円~1万円、ディスプレーなどの電子機器なら2~10万は覚悟しなければなりません。
なのでこの記事を読んでぜひ無駄のない購入ができれば幸いです!
リグを組むのはこんな人向け
・クライアント同席の案件を請け負う方
・無骨なカメラスタイルに憧れを持つ変態な方
・ここまで記事読んでくださったリグに興味がある方
ここまでの記事を読んでいただいたリグに興味がある方は買っちゃっていいと思います。笑
リグ沼、ハマっていきましょう。
リグ構成
それでは私のリグ構成について説明します。
私の場合、写真撮影時のリグと動画撮影時のリグを分けて組むことが多いです。
私のリグ構成の考え方
私の場合、写真:動画=7:3の割合で業務を請け負うことが多いです。
そのため、基本は写真を撮影する形で揃えていきたいので、リリースプレートは”アルカスイス互換”にて、リグとワンタッチで着脱が可能なスタイルで組み上げました。
また、私が持っているカメラとしては3台(SONY α7S3/SONY α7Ⅳ/BMPCC4K)ありまして、メーカーが異なっても共通のリグで着脱可能な形に仕上げています。
動画撮影時のリグ構成
カメラケージ
まずカメラとその他アクセサリーの仲介役となるカメラケージです。
こちらはカメラごとに異なる形状ですのでお持ちのカメラに合わせたカメラケージをご用意いただければOKです。
このカメラケージは写真撮影のときでも着脱しません。
ベースプレート
ロッドとカメラケージをつなぐ役割です。
ここの工夫ポイントは、「アルカスイス互換」のプレートを選定しました。
そうすることで簡単に動画撮影と写真撮影を切り替えることが可能です。
15mmロッド
フォローフォーカスやバッテリーを搭載する下回りの部品です。
30cmの長さにすることで、レンズ側にはフォローフォーカスを搭載し、カメラ後方部にはバッテリーを搭載可能です。
カメラ本体のバリアングルモニタを動かす領域を確保するなら30cmの長さがちょうどいいです。
重さを少しでも軽くするため、カーボンロッドにしました。
フォローフォーカス
マニュアルでピントを合わせる時、レンズに触れてしまうのでどうしても手ブレの原因になります。
特に動画の場合は、その手ブレが許せないシーンが出てきます。
そこでフォローフォーカスがあると手ブレせずにピントを合わせることが可能です。
製品はSmallRig製のミニフォローフォーカス F40 3010Cがおすすめです。
私は写真撮影の方が多いのでレンズもそれに合わせて汎用レンズを多用しています。
本来、シネマレンズ以外のレンズでフォローフォーカスを運用するためにはレンズ側にギアを後付けするのが一般的です。
一方こちらのフォローフォーカスはレンズに触れる部分にシリコンゴムが付属して汎用レンズでもそのまま使用することができるのが大変魅力的です。
注意点としては、Amazonや楽天で購入するとシリコンゴムが付属しません。
SmallRigの公式HPから購入されることをおすすめします。
トップハンドル
カメラの上部に接続するハンドルです。
携帯性の向上とローアングルの撮影に活用できます。
このアクセサリーは移動中にしかほとんど触れないので、唯一のケチりどころだと思います。笑
こちらを選んだ理由は下記3点です。
・SmallRig製の約半額。
・ARRI 位置決めピン付き。
・コールドシューマウントがあること
ケチった割には手に触れる部分のシリコン素材がなめらかでとても質感が良かったです。
(ケチったと言っても4000円以上するので、やっぱりカメラやると感覚バグりますね。笑)
写真撮影時のリグ構成
動画撮影から写真撮影に切り替える際、アルカスイスプレートを外してこのようなスタイルで撮影します。
アルカスイスプレート外してすぐに切り替えられるので気に入ってます。
外付けモニターはクライアントにその場で写真を見せることがあるので、写真撮影時も取り付けて運用しています。
さいごに
リグって何よりかっこいいよくて夢がありますよね。
プロフェッショナル精神をくすぐるこのフォルムに一度踏み入れてみてはいかがでしょうか?